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不思議でしょうがない、それまでには感じることの出来なかった感覚



この前、ブルースの詩 と 黒人リズム感の秘密で、黒人リズム感の秘密という本を買った話をしたけど、これはダンサー向けの本で、この人はどうやらダンサーとしてもすんごい人らしい。

それでもまず読んでて面白いなと思ったのは、自身の経験から、黒人リズム感は、体型などの種としての先天的要因と、後天的要因であるノリのリズム感の2つに分離できるとした上で、自身が黒人リズム感の本質であるノリのリズムを体得したと感じた瞬間の記述。

それはまさに未知との遭遇だったらしい。ディスコに通い始めて2年目くらいの時に、これは黒人が持っているリズム感だと感じる感覚に出会った瞬間があったそうで。
それを証明すべく、本場アメリカに渡り、学習に研究に時間、というより人生を費やし、ハリウッドでプロダンサー/振り付け師として活躍し、ダンススタジオをロサンゼルスに開設するまでに至ったというすごい人に、自分の経験を重ねて、これは面白いという話をこれからするのも恐縮ですがw


そういう、「不思議でしょうがない、それまでには感じることの出来なかった感覚」というものを味わったときがあって。

それが具体的にいつだったかは忘れちゃったんだけど、ハモニカ吹きにセッションに通い始めてしばらくたった頃、ある日突然、それも曲の途中で、いきなり周りの音がでかくなって、包み込まれるような感覚になったのを覚えてる。
曲中だったのに、思わず、びっくりして、えっ、と自分一人でw 止まってた。

それまでも、ちゃんと周りを聞いて合わせてたんだけど、その感覚が来た瞬間、あ、今までは単に外から合わせようとしてただけだったんだという感じ。
2次元というか、スピーカーから聞こえてた音に耳をそばだてて合わせてた感覚だったものが、自分がステージのある次元、なんと言うか、音のシャボン玉の中みたいな次元に入って、その揺れるリズムで作られる音圧が体中を押してくるような感覚。まさに、音に乗ってる感覚。

もともと私はブルースセッションに行く前はそんなにブルースとかも聞いてなかったので、ブルースを以前から聴いててブルースセッションに行くようになった人とはリズム感覚が違ってたのかもしれないけど、すごく不思議な感覚だったのを覚えてる。


練習してていつの間にかベンドができるようになるとか、そういうのとはまた違う感覚なんだよね、なんせ、次元が違う感覚だからw
そんな訳で、リズム感というのはやっぱり後天的な環境やトレーニングで身に付くものなんじゃないかなあと思う次第なんだけど、でも、この感覚はこのダンサーの人が感じた黒人リズム感と同じものかと言われると違うと思う。


前に友達を連れてブルースを見に行ったときに、その人に、ノリ方が自分には真似できない動きをしていると言われたことがあるのだけど、てことは、ブルースのノリなのかな。。でもノルのはブルースに親しんでなくてもできる人はいると思うのだけど。それこそ、その人も後天的に習得をしてなかったからなんだろうか。

あれはブルースに乗れる(コピーできる?)感覚を身に付けただけのサインで、本当に黒人リズム感を身につけたら、自分から発信ができるものなのかも。



ハモニカ始めてしばらくしてから、初めてセッションで歌ったときに、スローだったのに3回まわしても歌に入れなくて、長〜いイントロになっちゃって、早く入れ!と怒られた苦いエピソードがあるんだけど、、、
ハモニカ吹いてたから入る場所は知ってたんだけど、タイミングがわからなくて(つまりウラから入れなくて)、その頃は、自分が何故入れないのかすら意味が分からなかった。


ただ、初めて歌ったこの時と、あの不思議な感覚を体験したのがどっちが先だったかも覚えていないので、この体得したリズム感が、ハモニカだけでなく歌にも自動的に適応するものなのかとか、この作者の言う黒人リズム感に繋がるものはあるか等、残念ながら、これ以上あの時の感覚に関して詳しい分析は出来ないのが少し悲しいですな。。













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