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ブルースの歌のはなし Sweet Home Chicago 1 韻




ブルースの歌のはなし 〜プロローグ〜
ブルースの歌のはなしカテゴリ(過去の記事)

Sweet Home Chicago
:Robert Johnson(ロバート・ジョンソン)



前回、ブルースの歌のはなし ”私”の歌で予告した通り、今回はブルースの歌詞に興味を持つきっかけとなった、アレが入った思い出の曲、Sweet Home Chicagoという曲についての話をちらりです。


ロバート・ジョンソンという人のCDを初めて聞いた時は、それまで多少はブルース聴いていたものの、「う~ん、全部同じに聴こえる。。」と思い、そのままケースにパタン。
以来、今現在も、ロバート・ジョンソンのアルバムを最初から最後まで聴く感じでもなく、Sweet Home Chicagoは、セッションとかで他の人がやっていたり、マジック・サムの方が馴染みがあったので、マジック・サムの曲だと思ってたくらいですよ。

ロバート・ジョンソンの歌詞の最後の4小節の下記の部分については、なぜ地名とかもちゃんと知ってるロバート・ジョンソンが、イリノイ州にあるシカゴがカリフォルニア州にあるという意味不明な歌詞を歌っているのかと、ブルース好き&研究家さん達の間で、様々な解釈がされ白熱した議論が繰り広げられていたようですね。

Oh, baby don't you want to go?
Oh, baby don't you want to go?
Back to the land of California  
To my sweet home Chicago

そういった経緯もあってか、議論に価する部分を下記のように変えて歌う人も出てきて、私が聞いていたマジック・サムも同様なので、ここがアレの部分ではないので端折りますけど^^; ちょっと検索するだけでも色々出てくるので興味のある方は見てみてください。

C'mon baby, don't you wanna go
C'mon baby, don't you wanna go
Back to that same old place
Sweet home Chicago


ロバート・ジョンソンの歌で知られるSweet Home Chicagoの直接的な原曲は、ココモ・アーノルドという人のOld Original Kokomo Bluesという曲と言われているようですが、ココモ(関連の)ブルース自体も色んな人が、色んなスタイルで演奏してる様です。

ネットとかブルースの著書とかにも色々記述が見られますが、ウィキや下記のあたりを参考にすると。
wiki Sweet_Home_Chicago
The Blues Encyclopedia
100 Books Every Blues Fan Should Own
Blues



もともとこのSweet Home Chicagoと似たような感じの曲は、それ以前からHoney Dipper BluesRed Cross BluesKokomo Bluesといった歌でも聞けるようです。
(wikiにあるエディス・ノース・ジョンソンのHoney Dripper Blues No. 2は個人的にはSweet Home Chicagoっぽいのか分からないけど、似ているといえばそうなのかな?、ルーズベルト・サイクスのHoney Dipperはまた全然違う感じがするけど。。wikiにあるルシール・ボーガンって人のRed Cross Manは音源見つけられず。ウォルター・ローランドのRed Cross Bluesは、言われてみれば似てるかな。音楽的なことはよく分からないし、ここはそんなにこだわらないので流します。が、ルーズベルト・サイクスのHoney Dipper、いいね!)


そもそも、Red Cross BluesRed Cross Store Bluesなどの世界恐慌の時代の赤十字(の配給)を題材とした歌は、プロテストソングの一つとして歌われていたようで、色んな曲調の数々のバージョンがあるようですね。しかし、baby don't don't you want to go & going (back) to 的な最後の部分は本当によく使われてるなあ。

レッドベリー Red Cross Store Blues

の似てるとこ抜粋
Baby you know I don't wanna go
You better go running down to that Red Cross store

ルシール・ボーガン Red Cross Man

If anybody don't believe I've got a Red Cross man
Go out in my back yard to get my Red Cross can
Oh, baby don't don't you want to go, go with me and my man down to the Red Cross Store


ただ、Honey Dipper BluesRed Cross Bluesなどには実在の都市名は歌われていないようで、この似たようなメロディーの歌に、スクラッパー・ブラックウェルという人が初めてKokomo Bluesという曲でインディアナ州のココモという実際の都市名を入れたと言われているようです。

Kokomo Bluesは、聞くと確かにもう既にSweet Home Chicagoにしか聞こえないくらいだけど、しかし、肝心のアレがない。

Kokomo Blues - Scraper Blackwell (1928)

Mmmmmm, baby don’t you want to go ×2
Pack up your little suitcase, Papa’s going to Kokomo

因みに、ココモという実際の都市名を入れた歌詞の部分は、その前年の1927年に録音されたメイドリン・デイヴィスという人のKokola Bluesに見られます。Kokolaというクレジットは単にレコード会社の人が間違えたそうです。

この部分の歌詞だけ見ると確かにSweet Home Chicagoっぽい。

Madlyn Davis - Kokola Blues (1927)

and it’s hey, hey baby, baby don’t you want to go
back to that eleven light city, back to sweet Kokomo


その後、1932年にジャボ・ウィリアムスによって録音されたko ko mo Bluesで、アレ=カウント部分の歌詞 One and two is three, four and five and six が追加されたそうです、が、聞いた音源は状態が悪くて全体を通して何言ってるかよく分からない^^; 確かに4バース目に数字を言ってるな、くらい。。^^;
ところで、four and five and six だったら足し算じゃないね^^ でもそこは突っ込むとこじゃ無いのでスルー。

Jabo Williams - Ko Ko Mo Blues - Part 1(1932)


ここで少し脱線して、オッサンの呟き 2011年ブルース・カレンダーというブログで、音楽的なこと^^;が書いてたので抜粋します。そうなんだ〜^^ そういうとこまでは聞いてない^^;
「それと非常に吃驚させられたのが、半ば伝説のピアニスト、ジャボ・ウィリアムスが演奏する11月の「ココモ・ブルース・パート1&2」。(なんでも現存するSP盤は2枚しかなく、それも再生が非常に困難な状態ということで、リマスターされても音は最悪ですが)
左手で弾かれるウォーキングベースは、ロバート・ジョンソンの「スゥート・ホーム・シカゴ」のギターと瓜二つですがな!」


そして、やっとここで、これらの要素を取り込み、カウント部分も充実させた前途のココモ・アーノルドのOld Original Kokomo Blues に行き着きますよ。(因みに、ココモ・アーノルドが言ったと言われている歌詞の解釈に関する内容は、意味が通らないので、ここではちょっと無視しちゃいますよ。)

Old Original Kokomo Blues - Kokomo Arnold(1934)



で、これ(ら)を元に、KokomoをChicagoに変えたロバート・ジョンソンのSweet Home Chicagoが出来ていったわけですね。

Sweet Home Chicago - Robert Johnson(1937)



演ったもん勝ちというより、録って知られたもん勝ちだね。



サラッとアレ部分に入るつもりが、前置きが長くなりすぎた^^;

以前TAD三浦さんがこのカウントの歌詞の部分を、歌に意味がないように思えてもこの部分は韻を踏んでいるから、それを壊して歌うようなことをしてはいけないというようなことを言われていて、それが一番最初にブルースの歌詞に興味を持ったきっかけなんですけど、というわけで、その感動秘話はまた次回^^;

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テーマ : BLUES
ジャンル : 音楽

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